Category Archives: ニュース

スイーツ作りに!

利招園で力を入れている、製菓材料茶のご紹介です!

①抹茶慶喜(けいき)  抹茶のチーズケーキ

こちら初茶碾茶のみを使用した原料を石臼で挽き上げた正真正銘のお抹茶です。

綺麗な緑色と、程よい渋みが特徴です。

そしてなんとこのお抹茶は無農薬の原料を使用しており、EUの輸出基準も満たしております!

シフォンケーキやプリン、抹茶塩等幅広い用途にご使用頂けます!

こちら、税別100g ¥1,000になります。

(点ててお飲みになるのにはあまりお勧めしません)

②粉末ほうじ茶

ほうじ茶アイスクリーム

最近人気のほうじ茶スイーツ向けの粉末ほうじ茶、ご用意しております!

料亭様御用達のほうじ茶を主原料に、製菓用にぴったりの合組(ブレンド)し、

最新の粉砕技術により粉末に!

利招園が重要視している、『キレ・コク・香り』を高い次元で実現しました!

こちらの好相性はミルク系スイーツとホワイトチョコです!

クレームブリュレ、ほうじチョコ、プリン、アイスクリーム等々きりがありません!

そしてこちらも無農薬の商品がございまして、双方とも税別100g ¥800で販売致しております。

どちらをご所望かお伝えください。

ぜひとも宜しくお願いします!

こちらご注文方法です。http://rishouencyaho.com/tokutei.html#otoriyose

 

無農薬いり番茶

昨日無農薬のいり番茶を入荷しました!

IMG_3864

いり番茶とは、茶の木の枝を次の収穫に向けて刈りそろえた茶葉や枝、いわゆる「番茶」を蒸してから、天日干しにし、釜で煎りつけたもので、「京番茶」とも呼ばれます。

カフェインやタンニンが少ないことから、京都では古くから赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年代に愛されてきたお茶です。

最近マクロビの世界で「三年番茶」が流行っていますが、体への優しさでいうといり番茶も負けてません!

スモーキーな独特の風味は、京都人にとって家のやかんに常に煮出してとってある、「おかあはん」の味。

近年、ドラム缶で煎ってあるものも多いですが、利招園では昔ながらの釜煎りの茶葉にこだわっています。

一口飲めば昔と変わらない「おかあはん」の味に懐かしんでいただけると思います。

そしてようやくタイトルについてですが、無農薬のいり番茶を昨日入荷いたしました!

慣行品には少々劣るものの、昔ながらの製法で製造した風味はやはり別格。

ザ・いり番茶をお楽しみ頂けると思います。

数に限りがございますのでご注文はお早めに。

※利招園のいり番茶は昔ながらの製法のものを仕入れておりますため、

どうしても不純物が入りやすくなっております。

ご購入をご希望される方は予めご了承ください。

また、上記の理由により、ご贈答はお勧めできません。

2013の沖縄大交易会!

圧縮11月14、15日、沖縄大交易会へ行って参りました!

冬の沖縄、良いですね! そうきそばも、お美味しいですよね!

交易会には、主にアジアのバイヤーが集まり、次々と商談会がありますた。

前 の晩は、那覇のロワジールホテルで、前夜祭が行われ、それぞれ商談に参加するサプライヤーの商品を使った料理がビュフェで提供されていました。利招園茶舗 は、焙じ茶のパウダーと抹茶添揃を提供して、ホテルのパティシエ、上原シェフが焙じ茶と抹茶のマカロンを作って下さいました。

とても美味しくて、ついつい手を出してしまいそうでしたが ^-^

商談会の時に、バイヤーさん達に利招園茶舗が考えました焙じ茶のココナッツラテを試飲して頂いて、皆さんからの絶賛を受けました。

これから粉末焙じ茶が世界へと広がります様に!

写真に興味のある方々は、どうぞ、以上に載せたリンクをクリックして、利招園茶舗のフェースブックアカウントをご覧になってください!

ナントのお茶やさんでお茶とチーズの試食会!

ナントのお茶やさんでお茶とチーズの試食会!

世界最大規模を誇る食品見本市とされる、SIAL PARIS 2012 を無事に終え、10月27日にフランスの北西部に位置する大西洋岸の港町、古都ナントのお茶屋さんVoyages du théでお茶とチーズの試食会を開催しました。

カフェを併設したお茶屋さんで、地域の人々の憩いの場所って感じです。
さあ、まずはマルシェに行って、チーズを物色。

2012-12-09 thesあれやこれや沢山のチーズを迷ったあげく、①St Nicolas(chèvre:やぎのチーズ)②Ginesterie ( Brebis雌羊のチーズ)③Le Bleu de Séverac (Blue:青かびチーズ)の3種類を、マルシェのチーズ屋さんのお兄さんに、お茶と合わせたいのだけど、と言ってお勧めのチーズを選んで頂きました。

①St Nicolas:とても薫りのいいテロワールを満喫できるチーズ。ヤギさんが食べた、ハーブのタイム、・マンネンローの、とても甘くて新鮮な芳香が感じられるその土地ならではの逸品。
② Ginesterie Brebis:羊の生乳からつくられたチーズ。スムーズで繊細な外皮が特徴で、きれいにひだが付けられている。乾燥した果実を思わせるような香りがしました。
③ Le Bleu de Séverac Blue:優しい味の青かびチーズ。

お茶は、①煎茶元也(ヤブキタ品種・京都府和束産・単一畑)
②JASオーガニックオクミドリ(オクミドリ品種・鹿児島産)
③ほうじ茶(京都府南部産・ブレンド)

フランスに於いて一般の方々でもチーズには一家言あり、この企画に興味津々のチーズの強者が10名参加。 アンケートには大変含蓄のあるコメントを頂きました。

*お茶とチーズのマリアージュはとても心地よく、驚きに満ちている。

*柔らかなうま味が口蓋を満たし、チーズの強さをさわやかにする。
Saint-Nicolasの風味に タイムの幸せな薫りを発見する。
Saint-Nicolasの微妙な脂質が、口蓋を包む美味しい煎茶の苦みと完璧に調和する。
チーズがすこし熟成しすぎているので、舌の先をくすぐるわずかな酸味を感じる。煎茶はその甘味で口蓋を優しく包んでいく。

*完璧なバランス!

*子羊のチーズ、Ginestariéの甘味はお茶と抜群に良く合う。

*お茶はチーズの脂っこさを和らげる。

*私にとって、今日味わったすべての煎茶はSt Nicolas、Ginestarié とよく合う。でもほうじ茶とは今ひとつかな。ブルーチーズは強すぎて不自然。

*口の中に風味の余韻が残る。

*ほうじ茶の香ばしい風味が、ブルーチーズと合う。

*チーズとお茶の色々な相性の楽しい発見。

お茶とチーズの取り合わせは、驚きに満ちているけれども、とても心地良いマリアージュであるし、大脳を刺激して味覚を発掘できる、ということに確信を持ちました。

お茶とチーズを試すことが新たな文化の発見となり、また同時にチーズを味わう楽しみが、とても豊かになる。そういった相乗効果の話題満載で、日本茶の余韻にひたりながら味の分析を楽しまれるところが、とてもフランス人ぽくて、まさにdégustationの醍醐味ですね

SIAL2012に出店してきました!

SIAL2012に出店してきました!

SIALは10月21日から25日までの5日間、パリで開催されました。来場者数は約150,192人、出品者数は 5,900社/約100ヵ国、世界最大規模の食品見本市です。http://www.sialparis.com/英仏語サイトです。http://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/SIAL_29818 ジェトロさんの案内サイトです。

2012-11-11 sial-logo2014

この度弊舗は京都府にご支援頂き、JAPANパビリオンの京都府農林水産物・加工品輸出促進協議会のブースで出店させて頂きました。
10月19日、フランス人従業員コリーヌさんと専務利田の二人で現地に向かいました。会場は昨年Japan Expoの開催されたParis Nord Villepinteです。宇治の露さんと弊舗の2社で京都府のブースを分かち合い、宇治茶のプロモーションに注力させて頂きました。

10月21日。早速お茶を煎じて来訪者の方々に飲んで頂きました。JASオーガニックのオクミドリ品種のお茶を淹れて差し上げると一煎目のおいしい”Umami”にびっくり!!そして下あごに広がるまろやかな味、今までに経験したことのないヨードのような味、などと表情豊かに語って下さいました。
お湯の温度によるお茶の味の変化に又興味津津で、二煎目の心地よい渋味とうまみのバランスについて言及すると、多くの方が宇治茶の奥深さに感動されました。

今回、弊舗独自の試みで、かねてから日本で反響を頂いておりました“うたたま茶”=炭酸水で煎じるお茶を、SIALでフランス初披露しました。
フランス人の方は、日常的に炭酸水を飲んでおられ、ガス入りのお水を使うこと自体には、何ら違和感がないようでしたが、煎茶を炭酸水で煎じるという発想には目をまんまるにして、みなさん本当に驚かれました。味の方も、フランス人の味覚に合ったようで、素晴らしい!とたいへんな評価を頂きました。
炭酸水はEau Jouvence, Badoit, Celtic, S.PELLECRINOなどいろいろ試してみました。

2012-11-11 2012111120051448a

実はSIAL事前にコリーヌさんがCelticの会社とコンタクトを取って下さり、有り難いことにCelticさんが弊舗のブースに来て下さいました。炭酸水をご提供下さるとのこと、お言葉に甘えて23日朝、頂きに行きました。さっそくCelticさんのガス入りの水で、うたたま茶を煎じました。大反響でした。その夕方、Celticさんのブースにうたたま茶を持って訪問しました。2012-11-11 20121111201518333

飲んだことのない味だ。でもいける!Celticの炭酸水でこんな素晴らしい飲み物ができるとは!と絶賛を頂きました。セルテックの水はもともと自然のミネラルウォーターで、そのテラピックな効用から、フランスでは独立した、家庭的で稀有な水としてフランス政府からも評価されています。
http://www.sialparis.com/Press/Press-information/SIAL-2012-an-EXCEPTIONAL-exhibition

茶飯

ほうじ茶で炊く茶飯です。
いっぱいお勧めポイントが有ります。
①何と言っても、食欲増進!! ほうじ茶が上品にほのかに香り食べ飽きません。
②おかずと抜群のマッチ!! そりゃそうですよね、和食は元より、中華・洋食・カレーにだって世界中のお料理と私達日本に住む人々は、日本茶を飲んで食事を取りますから。 その中でもほうじ茶は、人気№ワン、相性がいいのは言うまでも有りません。
2012-10-29 2012102922484709f

イタリア共和国建国記念日を祝う会

先日、在大阪・神戸イタリア共和国総領事マリオ・バァッターニ様のお招きで、イタリア共和国建国記念日を祝う会に、夫婦で出席させて頂きました。  会の冒頭に今回イタリア北部で二度にわたり発災した地震の被災者への黙とうから始まりました。  同じ地震国に住む者としてその恐ろしさを共感し、心よりお見舞い申し上げます。  京都の高台寺近くのこの会場には私自身以前に何度かお邪魔していますが、今までにも増して華やいだ雰囲気に満ちていました。  生歌や生演奏、飛び交う言葉はイタリア語は勿論、仏語、英語そして関西弁。  そうそう、関西で外国公館のこの様な催しは極めて珍しく、来賓の門川京都市長は、同じく来賓の、京都に総領事館を構えるフランス総領事フィリップ ジャンヴィエ・カミヤマ氏に、是非次はパリ祭のお祝いを京都で、とラブコールを送っておられました。

2012-06-20 20120619105229625

出席されていた方の中でも、優しい笑顔が印象的な男性がおられたので、話しかけてみました。 伺ってみると、マリ共和国出身のウスビ・サコ京都精華大学準教授で、建築がご専門との事でした。 話が進むうちに、日本茶やお出汁(だし)の旨味に付いてどの様に認識なさっておられるかお話を伺ってみました。  勿論在日歴が長く日本通でおられる先生は、その風味に付いて理解なさっておられますが、さてこれを外国の方々に説明するには、どうすれば良いか困りますとの事でした。  この際にと、外国人の方を捕まえては、同じ質問を投げつけてみてもやはり、同じ回答。 旨味は、日本特有の食文化なのでしょうか。

しかし、チーズとお茶のマリアージュに付いて話を進めると、初めは皆さん驚かれるのですが、興味津々というより、一生懸命に自分の考えを語って下さいました。  異国の地にいて、郷土愛とエクゾチックな日本文化への憧れが相乗効果となり、マリアージュの関心を強いものにするのでしょう。  逆に日本人が外国でお茶に付いて語って頂けるように、利招園茶舗も頑張ってまいります。 皆様応援して下さいね。  そして、お茶を買ってくださいなんて言いませんから、一服お茶を利招園茶舗迄飲みに来てください。

バッターニ様とは、昨年秋に行いましたチーズとお茶のマリアージュ体験を、大変雰囲気の有る在京都イタリア公館で行わせて頂いてからのお付き合いです。 有り難くも領事のお知り合いの方々を沢山集めて頂き、多くのご意見を賜りましたお蔭で、チーズとお茶のマリアージュ啓蒙パンフレットも充実したものになりました。 この場をお借りして、改めてご訪問申し上げました、各国領事様・各国関係機関の所長様に御礼申し上げます。

バッターニ様は、あの強烈な個性を持つ青かびチーズ・ゴルゴンゾーラと抹茶の組み合わせの素晴らしさに、驚嘆なさっていたことが記憶に新しく残っています。 その上光栄にも、この組み合わせを本国へレポートして頂いた事は、私共に取って大きな励みとなっております。 そんな総領事様ですがこの度、総領事を離職なさいました。 しかし、日本や京都を愛する心と共に、私達と永遠の絆を持ち続けて下さる事でしょう。

最後になりましたが、バッターニ様におかれましては総領事という重責のもと、イタリア共和国と関西・京都の為にお勤め頂き有難うございました。 私たちはそのご恩を忘れず無駄に致しません。

お茶を、炭酸ガスを含む水や水で、低温抽出する。行程中に塩を添加する。

炭酸ガスを含んだ水・スパークリングウオーター水やミネラルウオーターとお茶を使った低温抽出茶の抽出工程の任意の行程中にミネラル成分や塩を添加します。
勿論、無添加もお勧めです。

① 密閉容器に常温の炭酸ガスを含んだ水・スパークリングウオーターや水やミネラルウオーターと茶葉を入れ冷蔵  庫に3時間以上置きます。
任意の時に、ミネラル成分や塩を添加します。 そして、茶葉と抽出液を静かに取り分け冷蔵保管します。
なるべく早くお召し上がりください。
これで、ソルベを作ってもおいしいです。

② 抽出例、液体500㏄・水温5℃以上 茶5~25g 塩0.1~0.35g 冷蔵庫温度0~5℃程度
抽出時間3時間以上。摂取量30㏄程度。

③ 炭酸ガスを含んだ水・スパークリングウオーターで抽出する効果。
これまでのお茶との食味とは、完全にかけ離れた物です。従来のお茶とは、違う物とお考え下さい。
お茶は,低温で抽出すると高温で抽出するより、旨みが強調され単一的な味になりますが、
風味に厚みが出ます。 そして、炭酸の刺激と相まって魅惑的です。

④ 塩を入れる効果
硬水の炭酸ガスを含んだ水・スパークリングウオーターや水やミネラルウオーターとお茶を使って,
低温抽出すると、茶の成分特に旨みが抽出されにくくなります。
塩を添加する事により、茶成分の抽出を飛躍的に高めます。
この事により、硬水で煎じたお茶の香りと軟水で 煎じたお茶の味を高い次元で抽出が可能になりました。

⑤ 炭酸ガスを含んだ水・スパークリングウオーターや水やミネラルウオーターの硬度や含有成分とミネラル成分や
塩の含有成分によって、茶葉の量とミネラル成分や塩の量及び、抽出温度と時間を調節しなければなりません。

⑥ 使用茶葉は、中・高級品がお勧めですが、各種パウダー茶やインスタント茶でも可能です。

近日中に専用茶を販売予定です。
単価は、100g1,575円です。
℡0120-02-0051まで連絡してください。

新茶で大わらわ

製茶工場見学
いよいよ宇治の里も新茶の季節まっさかりです。
5月13日、利招園茶舗フランス人スタッフ、アドリアンさん、アメリカ人スタッフ、ラッキーさんと一緒に宇治白川の共同製茶工場に伸茶(玉露や煎茶)と碾茶の製茶の工程を見学に行きました。

茶摘みされたばっかりの新芽が工場に運び込まれ、速やかに酸化酵素の働きを止める為に蒸され製茶されます。
製茶工場の中は新茶の香気にあふれ、新芽の鮮やかな緑は目にまぶしいばかり。
写真は碾茶を製茶する過程です。
一番茶はもう終盤に差し掛かっております。

2012-05-28 IMG_3063

利招園茶舗では地物新茶をバラエティー豊かに取り揃えております。
今年のお勧めは、女性生産家が作った純粋煎茶です。
ヤブキタ・オクミドリ品種を程よくブレンドしました。
これからボチボチこのお茶をモチーフに、特集を組んでみますのでお楽しみに‼

パリ、オペラ地区での試食会

いよいよ、試食会開始です。
一日目は、催し時間内に自由にご来店、ご退席下さいとご案内をだしていたのですが、開始時間前から多くの方々がお見えになりました。

気が付けば、追加の席も満杯で壁際には立っておられる方々も。
お茶の説明をしなければならないし、てんやわんやで初日の写真を取れなかったり、参加者の皆さんと名詞交換を出来なかったりと残念なことばかりでした。

初日・2日目通じて皆さんに召し上がって頂いたお茶を、ご紹介いたしましょう。
最初に一煎目の冠茶を茶葉を多めにして、45度くらいまでうんと湯さましたお湯で濃いめに煎じて、飲んで頂きました。、飲まれた後の、参加者の皆さんの反応は大変興味深いものでした。弘煎茶は16日間覆いをかぶせたあと収穫されたオクミドリ品種のお茶で、ここでは冠茶として扱ったかなりうまみ成分のあるお茶です。本当に皆さん何ともいえない驚きの表情でした。
2012-05-28 20120421181832b6b
ヨーロッパの方々には、“UMAMI”はやはり、なじみの無い味で、フランス語の堪能な黒田社長は“cinqième gout”つまりフランス人の認識可能な、塩辛さ・甘さ・苦さ・酸っぱさの四味にはない5番目の味、いわゆる海の味、と絶妙な表現をされました。
まず冠茶を飲んで頂いて味孔を洗い、口内を新たにしてチーズの味をより感じ易くするのが第一の狙いです。フランス人の方々には、一煎目のうまみたっぷりの冠茶の味はわかりにくく、全体的にうまみ成分のアミノ酸よりも渋み成分のタンニンの味を感じる、二煎目の冠茶や煎茶とチーズとのマリアージュを評価されておりました。
煎茶はやぶきた品種の山口煎茶を使用。いずれも単一畑の特徴豊かな宇治茶です。
2012-05-28 201204211818305ea
チーズの中ではSaint Maure de Tourraineと冠茶、ほうじ茶のマリアージュが最も人気でした。Saint Maure de Tourraineの牧草の枯草の薫りを、ほうじ茶がうまく引き立てる。そしてその青臭く田舎っぽい、テロワールを存分に表したチーズの味と冠茶の味のバランスが面白い、など貴重なご意見を頂戴しました。そのほかにもたくさんのご感想を頂きました。

*一煎目、二煎目と煎を重ねる事によって異なった強烈な風味を感じることができる。
*完全な発見でした。そのお茶はそれもこれも驚くべきものでした。風味と繊細さをちゃんと体験できました。とても楽しい試食会で其々のお茶にまつわる文化の説明もとても興味深かったです。
*チーズの風味はお茶の温かさのおかげで引き立てられているのを発見して驚きました。
驚くべき、しかも自然な組み合わせや風味の新しい世界を実際に発見出来ました。試食に出席した後、日本茶を勉強したくなったと同様にその新しい組み合わせを自分の料理に使ってみたくなりました。この素晴らしいマリアージュの発見に感謝しています。
焙じ茶はチーズの味と特質、ハーゼルナッツのような風味を引き立たせます。すごくいい組み合わせだと思います。

2012-05-28 201204211818316cd世界中のお茶の中でも最もストレスをかけない製造方法によって製茶された宇治茶。宇治茶は長い歴史の中、日本の文化と共に歩んできました。もっとも自然な状態で、まるでサラダのような葉っぱであるが故に、世界中のどんな料理とも相性がいいのです。宇治茶の製造プロセス、お茶の煎じ方、温度帯により異なった成分が抽出されるしくみ、などレジュメをもとに、わかりやすく説明させて頂きました。そして、日本文化におけるお茶、おもてなしの心、一期一会について、お茶の精神的な効用などもりだくさんにお話しさせて頂きながら、参加者の皆様はお茶とチーズの試食会を存分に楽しまれました。 終始Issé et cie の黒田社長様には、機知に富んだ通訳をして頂き、会場をなごやかな雰囲気で包んで頂きました。