Barthélémyさん続編・領事館行脚

次は煎茶とグリエールチーズ・コンテで挑戦。

まず一煎茶目の煎茶とグリエールチーズ。フルーティーで心地よい渋味の煎茶と、あまり熟成していないグリエールチーズとがいい相性である。
コンテと煎茶の組み合わせは絶妙である。コンテの甘くて繊細な風味をひきたててくれる。

次は二煎目の煎茶で。
煎茶は、噛んだらくるみのような味のするコンテの、あらゆる風味をしっかりと際立たせてくれる、とBarthélémyさんは絶賛されました。煎茶は上品でエキゾチック。芳醇な薫りが魅力的。
煎茶とチーズはとてもよく合う。将来的にもいろんな可能性を秘めている。試食した人がそれぞれに自分の感性で感想を述べるだろうと素晴らしいコメントを頂きました。

最後はエポワスAOPとほうじ茶。
ほうじ茶は美しい茜色に染まり山の影に沈む太陽のイメージ。ほっこりと気持ちを和らげてくれる。森のキノコ皮のように深い芳香のある、カマンベールのような、外皮の香ばしいチーズに良く合う、と感受性のゆたかなお言葉を頂戴しました。

写真はエポワスAOP
2012-01-05 20120105231829d4d

主要チーズ生産国
在大阪・京都領事館及び公館訪問行脚

英国・オランダ・米国・フランス・イタリア各総領事
スイス名誉領事・ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川(ドイツ公館)館長様に、
自国チーズと宇治茶のマリアージュを体験して頂きました。

共に口をそろえての感想は、『正直な所チーズとお茶の組み合わせの話を聞かされた時は、違和感を持っていたが、実際体験をしてみれば、何の違和感もなく極自然な組み合わせで本当に驚きました。』と、最大の賛辞を頂きました。

この時私たちは、日本の茶文化と其々の国のチーズ文化の交流という新たな潮流の予感を実感しました。

写真は、英国チーズ、三角の塊が左からスロップシャーブルー・スチルトン
細長いい3本組は、レッドチェダー ゴーダ チェダー
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この写真をご覧になった、パリの三ツ星シェフ、アランパサ-ドさんが美しいと褒めてくださいました。
日本の大手チーズ会社の方も、私達には考えつかない盛り方と仰ってくださいり、正しく自画自賛。
因みに一番後ろに、ナッツと冠茶をあしらいました。